ウタウ



僕の覗いた世界のヒトヒラや

脳内楽園の嘘が連連と綴られて

其れが少しずつ僕のイメージになっていたりして



「今の貴方はこんな風に思うのね」



言われる度にほくそ笑む

そんなイヤらしい僕だったり



表層に出す言葉や感情は

自分や他人への愛撫、感傷

誰にも吐き出さない真実が在り続け

闇をもがき嘲笑うんだ



素直な今を綴る僕だと信じていて

貴方が作る僕が

貴方にとっての本当の僕



なぁ、いいだろう?