消えなかった



僕が君を大事なのも

誰より欲しているのも本当

君は僕に同情してるだけかな



冷たい床に転がっても

君のささやかな温もりが解る



不器用な君は

僕が眠っている間にだけ優しい



戸惑いが隠せない二人

互いに優しく出来なくて



自分に傷を付ける二人

互いが傷付くだけなのに



側に居て先が眩い訳でもなく

溶けそうで溶けなくて交われなくて

もどかしいばかりなのに