「砂の城〜序章〜」



己の往く道は 己で決めたい

けれども

運命や宿命といった

大きな流れを前にすると 私は

砂の一粒でしかない、と震える

同じように 皆 砂の一粒で在るとするならば

私は皆を抱く砂と成りたい

そして流れを変えよう

独りではない

此の世で独りは無い