会いたくて会いたくて

あたしの足りない頭から薄くなってゆくばかりであろう

記憶という名の貴方を探した


手を振る姿

罵る言葉

微笑む口許

突き放す視線

揺るぎない強さ


此等が真実であろうと

虚であろうと

貴方の中に私が居ない事が

何よりの「マコト」であるんだと

沢山の文字を当て嵌めて

泣き笑いになってしまった


それだけしか

私にはなくなった