王様の神様



人の命を預かりて

重みを身に感じたとて

痛みは何もわかりませぬ

されとて愛しくて成りませぬ

我は神ではなく

神等を信じても居らず



此の小さな我と謂ふ

情けなきに王の称号を授け

何を与えられるとするであらふ