「猫の記憶」




三日で忘れて?

僕の存在

しなやかな白い肌の君



万華鏡の世界に映ったのは

意味の無い乾燥した極彩色

其れと・・・君じゃない「神様」



「僕を見てよ」と駆け巡る声が

やけに胡散臭く聞こえたから

首を絞めた…ただ其れだけの事



サディストの僕にマゾヒストの君

入り交じり入れ替わる人格

君と僕の交換たるは交歓だった

間違いない事実



三日で御互い忘れよう

そしていつも「ハジメマシテ」と笑おう

記憶なんて曖昧な物に縋れる程

僕らは暇じゃなく

常に抜け目ないキチガイ共に見張られているからね(苦笑)