幸か不幸か



永遠の負け犬

形成され続けた影

ほどかれた繭から貫いてきた光の数々

気付いたら血塗られた過去の道



君の嘘が許せる程子供ではない

大人だからこそ許してはいけない

笑えない嘘ばかり繰り返して

笑って誤魔化してたのは君の弱さ



赤く染まる手首は情けない自己主張

土色の顔を

やつれた頬を

濁ってゆく眼を

もう愛しているとは言わない



余りに沢山の君の嘘が

僕の中に蓄積していった

全部吐瀉したら見るまでも無く

恋心だったという話



そして君

勝ち戦のみ・・・のつもりで

どうか生きて